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第11ふくしま人さまざまな経験を得てからのUターンで手に入れた、フリーランスという生き方。

白河市出身のミズノエリカさん。県外のカフェ、ゲストハウス、レストランの勤務を経て2018年に福島にUターンし独立。友人が営む喫茶店を一緒に運営しながら、仕事をどうデザインするか?自分を生かす仕事とは?を追及しながら食をツールに、フリーランスでフードディレクターとして福島県を中心に活動中です。

ステップアップのため転職を決意

Q.フードディレクターとはどんなお仕事ですか?

飲食店、ゲストハウス、コミュニティプレイスを運営する事業者さんと、フードのプロデュースや食をテーマにしたワークショップ、厨房機材の導入に関するアドバイスなど、幅広く対応しています。

Q.これまでの経歴を教えてください。

調理系の専門学校に入学してアルバイトとしてコーヒーショップで働いていました。その後正社員として、新潟店舗に2年半、郡山店舗に2年半勤務しました。マネージャーとして人材育成にも携わっていたのですが、22歳の時に更なるステップアップのため転職を決意しました。たまたま求人を出していた栃木県のゲストハウスのオーナーに連絡を取り、直接お話をしたところその場で意気投合し、内定をいただきました。

ノウハウを活かした仕事がしたい

Q.フリーランスのきっかけを教えてください。

ゲストハウスで働いていた際に、自分のできること、やりたいことを見つめ直すきっかけがありました。立ち止まって考えた時に、これまで培ってきたノウハウを活かした仕事がしたいと思うようになり、フリーランスになることを決めました。

Q.フリーランスとしてお忙しそうですが…?

よく周りに止められるのですが、あえて一日オフの日を作らないようにしています。(笑)でも、自分にはこのスタイルがあっていたんです。仕事のスタイル、ライフスタイルでも、とにかく「やってみないと分からない」と思っています。リフレッシュ方法は、普段のシェアオフィスから環境を変えて仕事をすることでリフレッシュになっていますね。仕事自体がリフレッシュになっている場合もあって、ゲストハウス「ひととき」さんとのお仕事ではすごく刺激をもらっています。

Q.具体的なお仕事の内容を教えてください。

先日、3周年を迎えた「OBROSS COFFEE」さんのフードプロデュースをさせていただきました。地元の和菓子屋さんの粒あんと那須塩原にあるパン屋さんのプレッツェルを使った「あんバターサンド」なんですが、品切れの日があるほど好評を頂いています。県外でも、宮城県や長野県からもお仕事の依頼を頂きます。SNSのおかげで仕事の幅が広がっていると思います。

Q.フリーランスとして心がけていることを教えてください。

自分と似たような人を見つけると、ライフスタイルや食生活、アイデアを考える場所など、話を聞きたいと思ったら直接連絡して会いに行くようにしています。話を聞く中で、自然と仕事に繋がるケースが多いです。

今後の目標はありますか?

地方に人がいないのは、魅力がないからだと思います。東京だけではなくて、地方でやれることもあるはずなのに、地方だからと言い訳するのはつまらないと思うんです。競合がいなかったり地方ならではの強みもあるのでチャレンジの可能性はかなりあると思います。自分のやり方はどんどん真似して欲しいと思っているので、若い人のロールモデルになりたいですね。

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