神奈川県出身の國分さんは、2018年に結婚を機に郡山市へ移住しました。現在は、玉川村から委託を受け、マウンテンバイクコースの運営や自転車による地域活性化の取組を進めています。
魅力あふれる福島への移住は婿ターン
Q.移住のきっかけを教えてください。
結婚の際に、住みやすさや、地元が好きという奥さんの意向を尊重して決めました。婿ターンです。
福島のお米や日本酒がすごく美味しくて、食べ物も好きなので、それも魅力の一つでした。
Q.移住前の仕事など、これまでの経緯を教えてください。
自転車が好きで学生時代、自転車に乗って旅行をしていました。就職は自転車の国内大手の小売業に就職して、メーカー兼卸の会社に転職しました。
自転車業界にはずっといたので、接客や販売、修理はもちろんですし、横のつながりもできました。
Q.現在の仕事はどんな仕事ですか?
家業として田んぼと造園業に加え、玉川村から事業委託を受けて、レンタサイクルの用意やガイドツアー、MTBのコースを作ることをやっています。あとはオリンピックで一躍認知度が高くなったスケボーとかBMX、自転車で遊べる施設(スケボーパーク)を体育館の中に作って、今は実証実験を行っているところです。
福島空港や、その近隣の山の中にトレイルのコースをつくって、自転車の愛好家とか観光客が楽しんでもらえるようなコンテンツを作っています。
Q.移住する際に不安だったことはありますか?
結構楽天的な性格なので、ない訳じゃなかったですけど。
いろんな人に助けてもらったおかげで、不安はある程度解消した状態で来ることができました。
不安は動けば解消されましたし、暇がないぐらい最初から動き回りました。冬場は田んぼもないし、造園もなかったので、冬場を何とかしなきゃというのが自転車とマッチして、今の自転車事業につながっていったのかなと思います。
Q.移住して良かったって思うことありますか?
やはり自然が豊かで、食べ物やお酒が美味しくて、あとは飲食店のレベルが高い。コスパもいい!郡山でも海鮮が美味しいのにはびっくり。
あと日本酒の特色も豊富。昔からつくられている郷土食に合う印象です。地域や酒蔵によってそれぞれ味が違うので、すごく贅沢な晩御飯をいただけて幸せです。
周りの人が協力してくれたおかげで、自分のやりたいことができている
Q.今後、仕事とかプライベートでどんなことをしていきたいですか?今後の目標、今後やりたいことは?
自転車事業を行っている玉川村は自然も豊かで居心地がいいです。村民の好奇心も強く、熱気に満ちた事業者が集う魅力溢れる場所です。そんな事業者と一緒に、村内、県内、県外、海外、いろんな人に「玉川村」を知って楽しんでもらえるような、コンテンツをどんどんつくって発信していきたいなと思っています。そして玉川村の魅力を知って体験して欲しいと思ってます。
Q.これから地方で暮らしたい人、移住を考えている人にアドバイスは?
人との付き合いが大事です。自分でやりたいことをやる、やれるのは、自分の力は微々たるもの。というわけで、人との距離が短く、寄り集まれば密度が濃いのが私の知る福島県。移住後、1年間は「誘いは断らない」をモットーに色んな方と知り合うことができました。
そうやって知り合った人が起点となり、多くの仲間ができ、周りの人が協力してくれたおかげで、自分がやりたいことをこうやって出来ていると感じています。