移住に関する
お問合わせ

第44ふくしま人
伊藤 啓岐さん・桂さん

伊藤さんご夫婦は、日本酒が大好きなご主人が、古殿町の蔵元「豊国酒造」に就職するため、2023年4月に岡山県から移住しました。啓岐さんは大好きな酒造りに、桂さんは移住後に生まれたお子様の育児に、それぞれ奮闘中です。

日本酒が好きで、後悔のない挑戦をしたいと思った

伊藤 啓岐さん・桂さん

Q.移住してこられたきっかけを教えてください。

啓岐さん:元々日本酒が好きで、いつかは酒造りや、お酒に関わる仕事をしたいと考えていました。コロナ禍をきっかけに、自分のやりたいことに後悔のないように挑戦してみたいと思いました。

Q.古殿町を選んだ理由を教えてください。

啓岐さん:豊国酒造があったからです。以前から豊国酒造の日本酒「一歩己」(いぶき)が大好きな銘柄でした。また、移住前に豊国酒造の社長に古殿町を案内してもらった時に、自然豊かでいいな、と感じました。

Q.啓岐さん、桂さんは現在どんな仕事をしているのですか。

啓岐さん:酒造りをしていますが、現在酒蔵を建替えているので、酒造りの仕事はお休みです。出荷関係のラベル張りや配達、酒米を作っている農家の「おざわふぁーむ」さんで農作業の手伝いに行っています。他に豊国酒造としてイベントの出展もしていて、県外に行くこともあります。
桂さん:児童クラブの支援員のパートをしています。今は子どもが小さいので、週1回程度の出勤です。

Q.移住前の仕事など、これまでの経緯を教えてください。

啓岐さん:住宅設備、浄化槽の排水処理のメーカーに勤務していました。前職が10年、その前の会社が同業種で4年勤務していました。
前職が全国転勤のある会社で、広島にいる時に妻と結婚し、その後岡山に転勤、豊国酒造へ転職して現在に至ります。
桂さん:大学を出てすぐは中学校で非常勤講師をしていました。その後5年ぐらいは児童クラブで働いていました。

Q.移住する際に不安だったことはありますか。

啓岐さん:古殿町は住むところが少ないので、そこが1番不安でした。町営住宅に申込みをしていたのですが、抽選で入居者が決定するので、抽選に漏れたら入居ができません。町営住宅の抽選結果が本当にぎりぎりまで分からず、岡山の家の退去日は決まっていたので、不安でした。

地域の住民の方と一緒に町を盛り上げていきたいです。

伊藤 啓岐さん・桂さん

Q.地方での子育て、暮らしの環境はいかがですか。

桂さん:古殿町へ移住してから第一子が生まれたので、比較することが難しいのですが、現在息子がこども園に通っており、先生方がみんな息子の名前を覚えてくれて、気にかけてもらえます。田舎ならではだと思いますし、嬉しいですね。
また、町の健康相談では保健士さんが面談してくださるのですが、一対一ですごく親身になって対応してくれますし、こちらの都合に合わせて日程を変えてくださるので、そういう面でもありがたいですね。

Q.古殿町での暮らしのいいところ、困っているところを教えてください。

啓岐さん:自然が豊かなので、自然と触れ合って子育てができる点が子どもにとっていいのかなと思います。あとは、人が温かいところです。
困っているところは特にありません。

Q.古殿町で仕事をしてみて、移住前との違いは感じていますか。

啓岐さん:前職は住宅の仕事をしていて、今は酒造りと単純に比較できないのですが、私は自分の好きなことを仕事にしているので、すごく楽しいです。

Q. 今後の目標を教えてください。これからどんなことをしたいと考えていますか。 

まずは酒造りをしっかりできるようになりたいです。あとは、豊国酒造が地元酒蔵として、地域を盛り上げていこうという会社なので、地域の住民の方と一緒に町を盛り上げていきたいです。

Q.これから地方で暮らしたい人、移住を考えている人にアドバイスは。

啓岐さん:私はやりたいことが古殿町にあって移住してきたので、なかなか移住したい方に向けてアドバイスをすることが難しいのですが、憧れよりも、目標や目的があった方が後悔はしないと思います。

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